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特別展「デ・キリコ展」
《形而上的なミューズたち》1918年、油彩・カンヴァス
カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館
(フランチェスコ・フェデリコ・チェッルーティ美術財団より長期貸与)
© Castello di Rivoli Museo d’Arte Contemporanea, Rivoli-Turin, long-term loan from Fondazione Cerruti
© Giorgio de Chirico, by SIAE 2024
特別展「デ・キリコ展」
イタリア人の両親のもとギリシャで生を受けたジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)。1910年頃から、簡潔明瞭な構成で広場や室内を描きながらも、歪んだ遠近法、一見すると脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めます。後に「形而上(ルビ:けいじじょう)絵画」と名付けた1910年代の作品は、サルバドール・ダリやルネ・マグリットといったシュルレアリスムの画家をはじめ、数多くの芸術家に衝撃を与えました。1919年以降は伝統的な絵画技法に興味を抱くようになり、古典絵画の様式へと回帰していきます。それと同時に以前の形而上絵画の題材を取り上げた作品も頻繁に制作するなど、90歳で亡くなるまで創作を続けました。
本展はデ・キリコのおよそ70年にわたる画業を「イタリア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分け、初期から晩年までの絵画を余すところなく紹介。さらに彼が手掛けた彫刻や舞台美術も展示します。デ・キリコの展覧会は関西では約20年ぶりの開催であり、本展は日本における過去最大級の大回顧展になります。デ・キリコ芸術の全体像に迫り、その唯一無二の表現力を堪能できるまたとない機会となるでしょう。
会場
神戸市立博物館(神戸市中央区京町24番地)
会期
9月14日(土)~12月8日(日)
開館時間
午前9時30分~午後5時30分
※但し、金曜日、土曜日は午後8時00分まで
※入場はいずれも閉館の30分前まで
休館日
月曜日
(ただし9月16日[月・祝]、9月23日[月・振休]、10月14日[月・祝]、11月4日[月・振休]は開館)、
9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
募集数
500枚(お1人様2枚まで)
解説会
10月5日(土)14時00分 100名(お1人様2名まで)
※学芸員による特別な解説(30分程度)をお聞きいただいたうえで展示をご覧いただけます。
申込期間
7月1日(月)~8月21日(水)
注意事項
- 会期中いつでも利用可能なチケットに当選された方へは申込締切後2週間程度でチケットをお送りし、解説会に当選された方へは当選はがきをお送りいたします。
なお、落選者へは通知を行いませんので、ご了承ください。